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2008年 11月 27日
ごくたまに、洋服を着た天使が、私の人生に舞い降りる。
同じ建物にアトリエを持つちょっと顔見知りぐらいの年配のスイス人の芸術家が、先週、アトリエ一般公開日だったので、私のアトリエに遊びに来た。 彼女は私の作品を見た。短かったけれど私たちは、言葉を交わした。 家に帰ると、なんと彼女から私にメールが届いていた。 自分はアート界での経験が豊富だから、あなたに教えてあげれることもあると思うから自分のアトリエに遊びに来ないかというメールだった。 こういう年配の人物が現れてくれることをなんとなく、ずっと待っていた。 彼女は、次から次に、芸術家として生き残るために、私が想像できないくらいの多くの実際に役に立つ情報を、私に話す内容を箇条書きにしたメモをみながら、2時間近くに渡って教えてくれたのだ。家に持って帰れる印刷物まで用意してくれていた。芸術家でやっていくのは精神的にも経済的にもかなり苦労が多いので、若造の私の抱えた悩みを察して助け舟を出してくれたのだろうか。 だからと言って、どこでどうやってそんな素敵な人を探し出せばいいのか分からないから、今日の出来事は、あまりにも突然の事すぎて狐につままれているような感じがする。 私は、彼女と話しながら、一体、突然、どうして彼女が私にこのような沢山の愛情をもって支えてくれているのか、戸惑う感覚さえ感じてしまった。話している途中で涙がこぼれそうになった。同じアート界での人生の先輩からこんなに励まされ、優しくされたことはこれまであまり無かったから。それに、美術大学の教授や知り合いの画家達でさえも、みんな自分のことに必死で、このようなことはしてくれないのに、真っ赤な他人がここまで時間を掛けて、自ら私のことを考えて行動してくれた人に数年振りに出会った。 私は、この人は、天使だとはっとした。 洋服の後ろから羽が生えていないか、思わず真剣に探してしまった。 目では、勿論見えないけれど、彼女は私の天使なのだ。 出合う天使たちには、私は、いつも多くを学ぶ。 彼らの目から出てくるオーラは、思い出すだけでも心地が良くて、吸い込まれたくなる。 なんて、あったかいのだろう。 数年前、ある画家の年配の天使も私を助けてくれた。 私が仕事の後、美術大学で夜間のクラスを受講できるように一学期分全額支援してくれたのだ。そして、その提案は、彼からしてくれた。2回以上クラスを欠席しなければ、という条件で。私は、一度も欠席しなかった。 「自分が準備ができていたら、あなたの人生の師匠になる人が、あなたを見つけてくれますよ」と、彼は私に言った。 それは、本当だと、今、実感している。 辛いことがあっても、落ち込んじゃいけないし、それに、何事も焦ってはいけないのだ。 想像を超えて、私が会いたい天使たちが私を見つけてくれる。 それぞれの人に、天使たちは、突然、舞い降りてくるようだ。 私の準備は、できていた。 スイス人の画家にお礼を言うと、彼女は言った。 「あなたのような夢のある作品を描く人だから、貴方のエネルギーは、さすがに明るいわ。あなたも、他の芸術家を助けていると思うから、お互い様でしょう。」 私は突然の言葉に、ぽ~となって聞いていた。私は、芸術仲間を機会があるごとに助けれることはしているので、影の理解者がいて嬉しかった。それに、彼女の鋭さに驚いた。彼女は、これまで静かに私を観察してくれていたのかもしれない。 人の優しさが、人から人へと繋がる素晴らしさを実感した大感動の日。 洋服を着た天使達。 このご恩は、必ず他の人を助けることで、お返しします。 (これは、9月25日に書いたものです)。 ランキングに参加中。
by superfineartist
| 2008-11-27 03:17
| 惑星MOMEKO
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