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2007年 10月 24日
ランキングに参加中。 ウーッム。 キッチンの壁の横に美しく、掛かっているまだ使っていないお鍋のMauviel君たちに、おはよう。 質の高い磨かれた銅の色というのは、金に近いような、銀も混ぜたような、美しい発色ということを初めて知った。優雅なんです。我が家には、見ていて美しいと感じる彫刻らしいものは、無いので、立体的なものをじっくり見る習慣は私の日常ではなかったことです。このお鍋は、お鍋を越えて、彫刻的な美しさを伝える存在感があるので、見ていて楽しくなります。 これ程の贅沢品を所有していいのか、これは贅沢ではなくて、長い目で見た場合の投資&生活必需品として流すべきなのか、考えてしまいます。もし、これが自分の働いたお金で買ったものでは無くて、送りものだとしたら、何も考えずに使っていたかどうか想像してみましたが、やっぱり、ちょっと躊躇してしまうでしょう。 それは、ここまで高級で立派で美しい代物でなくても、私は、ちゃんと楽しく料理をして生きていけるからです。でも、もし人間が、無くても生きていける以上のもの、それが美的、知的、技術的、あるいは、全く違う分野であっても、それを追求することや、新しい発見に対しての好奇心や喜びが無くなってしまったら、人類の文化に何も発展の余地は無かったと思うと、ある人間が作ったものを発見し、その美や機能に魅せられ、それを使うことができる自分の与えられた環境に感謝をするほうが、人生、楽しいかも。美的に心を潤うことは、最高の贅沢ですが、それは、精神的にも、気持ちがいいんですね。内面の洗浄作用的なものがあります。美との触れ合いが、物質的な刺激からくることだけに頼ってしまう場合、それ大問題なので、それはまた別の話になりますが。。。。 精神的なこと、物質的なこと、すべてをごちゃまぜにしてみる。 そして、行き着くところは、ぎすぎすお堅い人間になるより、考える能力は持つべきだけれど、すべての原点は、自分が喜ぶことを素直に受け入れて、そうできることに感謝をする気持ちを忘れない限り、そんな自分を一杯愛してあげて、時には、自分を褒めてあげる人間になれてこそ、人にも大きな心で対応できるのかなと思います。お鍋の購入から、ここまで話が来るのかしらと、自分でも、なんだか白けますが、すべては、感謝の気持ちを持ちながら心をどこに置くかですね。 と、今、言葉がでてきたものの、果たして私は喜んでいるのか、それが分からないのです。人間は、どうしてこう複雑なのでしょうね。 あ、っそうだ、恐れず、このお鍋を、じゃんじゃか使えば、きっと、こんな考えもなくなるでしょう!それだそれ。私の場合、お宝は、どんどん使うべき!生活の一部になってくれれば、気も楽になって、体験することで、喜ぶ余地もでてくるでしょう。
by superfineartist
| 2007-10-24 03:50
| Food + Life
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